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薬師寺東塔基壇土 灰釉茶碗 尾西楽斎 茶器 藁白釉が醸し出す柔らかさと品位

薬師寺東塔基壇土 灰釉茶碗 尾西楽斎 茶器 藁白釉が醸し出す柔らかさと品位: 14. 1cm : 7. 2cm 1 2 3 4 5 100%

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Description

藁白釉が醸し出す柔らかさと品位

本作は奈良・赤膚焼の八代 尾西楽斎様 が手がけられた独楽形の香合です。独楽(独樂)は「物事が円滑に回る」「金運が巡る」「仕事が回る」といった語呂合わせから古くより吉祥玩具とされ、正月や初釜の席で愛用されてきました。掌に乗るほどの小ぶりなサイズながら、艶やかな深緑釉(銅緑釉)に浮かぶ渦巻文とエッジの金彩が、まるで回転の残像をとどめたかのような躍動感を生み出しております。

金魚は江戸初期に中国から輸入され、夏祭りの金魚すくいをはじめ「涼」を呼ぶ風物詩として定着しました。丸みのある「琉金」は、とりわけ装飾や玩具の意匠に多用され、夏・涼感・多福の象徴とされています。また、魚は「余(あま)る」に通じることから、豊穣・富貴を表す吉祥文でもあり、茶の湯では納涼手前や七夕、土用の頃に金魚香合を用いて客人に涼趣を届ける伝統がございます。

白丹波釉の清廉さ、淡紅の一瞬、貫入の星雲――それらはすべて、使い手の年月とともにゆっくりと変容します。茶渋が線を描き、釉肌がしっとりと落ち着く頃、茶碗は持ち主の心映えを映す“相棒”へと育つでしょう。

黒釉は単なる漆黒ではなく、酸化・還元を巧みに切り替えた焼成により微細な油滴文が全面に浮かび上がります。室内光を受けたときのさりげない輝きは、茶室の薄明かりにおいて特に美しく、抹茶の緑をドラマティックに引き立てます。

薬師寺東塔基壇土 灰釉茶碗 尾西楽斎 茶器 藁白釉が醸し出す柔らかさと品位: 14. 1cm : 7. 2cm 1 2 3 4 5 100%

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